未来の救急医たちへ

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開業を考えている人は是非、救命救急で1年・2年はやるべき

更新日時: 2012/12/28  カテゴリ: 未来の救急医達へ

◎30代 男性 助教、博士(医学)
救急科専門医を取得
救命救急4年目

救命救急の雰囲気はいかがですか?

現在、救急4年目になります。後輩たちにいろいろな技術を教えながら日々すごしているので役どころとしてはチームキャプテンのような感じだと思います。

後輩には、いろいろなことを伝えたいと思っています。研修生など、最初は慣れないせいで、上手く立ち回れないでいることが多いですが、これが1年くらいたつとかなり動けるようになってきます。

もちろん仕事は楽ではないですが、1年目でそこにやりがいを感じたり、逆に楽しめるような人材は、救命救急でもエースになれる素質があると思います。

僕自身のことでいえば、今が一番充実していると思います。近くにとてもスキルの高い先輩がいてくれるので、いろいろと教わることができますし、自分自身もこの秋、救急科専門医を取得したこともあり、その先輩から毎日、良い刺激を受けています。

立場的には僕はまだ中堅なので、後輩に教えながらも先輩からいろいろ勉強ができる今の環境をとても楽しんでいます。ですので、研修生の方々への宣伝になってしまいますが(笑)、いればいるほど勉強になる、いまの救命救急はおすすめです!

救命救急センター勤務を希望されたきっかけはどういったところから?

もともと実家が開業医だったので、初期研修の頃は、早く医師免許を取って後を継ぐことだけを考えて過ごしていました。

勉強にもそんなに身が入っていなかったのですが、その時の研修施設にいた同年代達がとても出来る子達が多く、正直「このままじゃいかん!」と思い、総合診療科を経て、この救命救急に勉強に来た、というのが始まりでした。

救命救急を選んだ理由は、もともと「何でも屋さん」になりたかったのと、他の専門の先生方にも質問がしやすいと いうメリットがあるからですね。自分で勉強するにはとても良い環境だと思いました。

そうして、ここで勉強しているうちにはまってしまい1年、2年、と過ごすうちに3年がたち、気づいたら救急科専門医を取得してしまうほど救命にはまってしまいました。

開業を考えている人は是非、救命救急で1年・2年はやるべきだと思いますね。

現状の救命救急に関して感じている問題点は?

日々の救命活動の中には、救急医単体では解決できないケースも多々あります。

その際、専門家の先生に連絡を取り協力をお願いするのですが、その専門家の先生方との対話を成立させるだけの知識力が必要なんだとつくづく思います。加えて、「アイツから頼まれたら力になってやろう」って思わせるコミュニケーション力も大事です。

また、病院全体として「医者みんなで一人の患者をみんなで助ける」という雰囲気を作れたらいいと思っています。そしてその雰囲気づくりは日々の救急医の態度で決まってくるんだと思います。

将来を悩んでる方へメッセージなどありますか?

現在の初期研修医は研修医施設によって、力の差が激しいという現実があると思います。

臨床医として、3年目以降やっていくのであれば、自分の責任で患者をみる力が必要になります。病院によっては3年目の最初から1人もしくは研修医の指導をしながら当直をする必要があります。

1年でもうちの救命センターでやってみれば、どこの病院に行っても不安なく内科当直・外科当直も含めて、診療ができるのではないかと思います。

それから専門に行くのか、救急で続けて学んでいくのか選んでも、得られる経験も豊富さから言えば、全く遅くないと思います。

 

スキルを磨くのは、もっと自分自身を活かすため

更新日時: 2012/11/21  カテゴリ: 未来の救急医達へ

◎弦切 純也 助教、博士(医学)
6年間救命救急に携わった後、脳外科に出向・脳外科専門を取得。
その後、救命救急に戻り現在に至る。

救命救急の雰囲気はいかがですか?

スタッフが比較的若い人の多い職場なので、エネルギッシュに和気あいあいとやっていますし、日々のコミュニケーションもとりやすいと感じています。

また、技術・知識の面などでもお互い切磋琢磨しているので、常に勉強を続けていく必要性がありますし、皆もそう感じていると思います。

新井先生は上司というより頼れるアニキ、というイメージです。今の救命はとにかく若く、アクティブな集団ですね。

また、地域の連携はとても大事だと考えています。地域の方々にまず、自分たちの顔を覚えてもらい、お互いが見える関係を保つことを心がけています。

救命救急センター勤務を希望されたきっかけはどういったところから?

実家が医療系なので自然と医療には関心がありましたが、特に「これ」というエピソードは特にありません。ドラマチックな話でなくて恐縮ですが(笑)。

あえて言うなら、「救命救急」という職務のスピリッツやスピード感が、自分自身の何かにぴったり「ハマる」感覚があったんだと思います。

特に大変だ、と感じる時はどんな時?

やはりマンパワーでなりたっている職務なので、夜間の人員の問題や、働く人たちのON・OFFに関してのサポートなど、改善は必要だと思います。救命救急を志す人員がもっと増えれば、こうした問題も改善していくと思うのですが。

ただ、自分はストレスをため込むというようなことはありません。帰宅すれば、小さい我が子に癒やされたり、趣味のMacや車いじりなどで発散できますので。

将来、救命救急で働きたいと考えている方々へ伝えたいことは?

自分は、IVR(血管内治療)や脳外科など、救命救急にはとても需要が高い技術であったため、それらを習得しました。今後も自分の立ち回れる範囲を広げるためにも知識、技術の習得が必須だと考えています。

これからは、一人でいろんなことができる医者が本当に必要だと思います。

もし、この処置は◎◎科の先生、この疾患は◎◎科の先生、院内の他の科に依存しすぎてしまうと、専門の先生以外は責任が持てないというようなことになってしうし、自分の持っている技術の幅がどんどん狭まってしまいます。

患者さんを前にして、この処置は自分には荷が重い、などと腰が引けるようであってはならないと思います。

そうではなくて「いろんなことができる医療技術」を身につけた若い医師、なんて素敵だと思いませんか。 

 

「ジェネラリストのスペシャリスト」を目指す

更新日時: 2012/06/05  カテゴリ: 未来の救急医達へ

◎男性医師 30代

救命救急センター勤務を希望されたきっかけはどういったところから?

もちろん最初から救命を目指していたわけではなかったのですが、医療を志すことの大前提として、「命を扱う科」に行きたかった、ということがあります。循環器内科、消化器外科、と迷いましたが、最終的に救命を選びました。

もう一つ、大きな理由として、何でも診られる医師になりたかった、ということがありました。いわば「ジェネラリストのスペシャリスト」になりたいと思いました。(今でも思っています)

今、思い返すと、救命で働くようになったきっかけの一つとしてこんなことがありました。

私が、研修医1 年目の最後の方だったと記憶していますが、病棟を回診していた時、ある患者さんの様態が急変したことがありました。

その時はまだ、私一人では対応出来なかったため、救命の先生を呼びました。すぐに駆けつけてくれ、無事に患者さんの容体も落ち着き、事無きを得ました。

その時の、その救命の先生の落ち着いた対応、手際の良さを垣間見て「これは凄い」と、とても強い印象を受けました。

それは言ってしまえば「救命する選択肢を知識と技術とも両方持ちあわせているからこそ、困難な状況にも動じることなく対処して行ける」というような、まさにそんな「カッコ良さ」でした。

ちなみにその駆けつけてくれた先生が、現救命救急センター長の新井先生だったのですが。。。

それから研修2年目の3ヶ月間、「救命」に行き経験を積みました。

繰り返す日々の中で、新井先生を始め、スタッフの皆さんの患者さんに対する考え方や姿勢などに共感する部分が多く、「この人達と一緒に仕事がしたい」と思った事を覚えています。

日々激務の連続だと思います。特に大変だ、と感じる時は、どんな時でしょうか?

救命においては、最善を尽くしたとしても、やはり亡くなる方も少なくなないのが現実ですが、そのことで自分自身も知らない間にストレスを抱え込んでしまうことがある、ということでしょうか。

ですが、職務を遂行するにあたって、死に対して100%で受け止めてしまうと、自分の身が持ちません。ある意味、「慣れる」ことも必要だとは思います。

とはいえ、「慣れることに慣れる」ようになってしまってはダメだと思います。患者さんに対して、人としての優しさというか、心を持って接することが出来るよう日々、心がけています。

それでも救命救急で勤務し続けていらっしゃるのはなぜでしょうか?

前述のような、患者さんの生死に関わる日々が続くと、やはりぐったりと疲れてしまう瞬間はありますが、幸いにも私達救命のスタッフの皆は気さくで明るい人種(笑)が多いのでちょっとした冗談や会話をしていると、いつの間にか、「また頑張るか!」と気持ちに力が湧いてきますね。
そういう部分でも、大いに仲間に助けられていると思います。

それから、やはり「助からないかもしれない命が救えた時の達成感」が大きいと思います。その患者さんだけでなく、その人の周りの人達の「人生」をも救えたことになるのかもしれない、と思うとこの仕事をやっていてよかったと思えます。

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